(ガジェット)「Logicool Craft KX1000」レビュー/良い仕事をするなら道具にもこだわろう!
ロジクール CRAFT KX1000S 1年使用レビュー
※この記事は2021.02.20にリライトしています。
このロジクールのCraft KX1000S(以下Craftという)というキーボード。
パソコンの周辺機器の王者ロジクールの最高級シリーズとして2017年8月に発売された、ハイエンドなキーボード。
価格にして2万円を超える(2020.3現在 17,000円程度)まさにキーボードの雄なのです。
今日はこのキーボードの良さと、イマイチなところと、なぜ良いものを使う必要があるのかを解説します。
評価高すぎて、このキーボード買いたいんだけど・・・って人は、即ポチることをオススメします。それほど完成度の高い製品です。
キーボードのつくり
Craftのキーボードの機構は「パンタグラフ方式」を採用している。
最高級品として位置付けられるキーボードが軒並み**「静電容量無接点方式」**を採用しているのに、
Craftは、安物ノートパソコンでの採用される「パンタグラフ方式」を選んでいる。
キーボード通は・・・
「いやいやいや、だってそれ、プププ(笑)パンタグラフでしょ?」
と、笑ってしまうような人もいるはず。
ですが、そんな人が使っても唸るほど驚きの出来ばえなのです。
ちなみに、解説はしませんが、
パンタグラフ方式・静電容量無接点方式などキーボードには、いくつかの根本的な異なる構造のものがあります。もし興味がある人はググってみてください。ロジクールさん本気だったよ
一言でいうなら、最高!
二言でいうなら、最高!最高!
キーボードの構造とか、
そういう細かいことを問う必要のないキーボード。
すこぶるぶ快適に文字を打ち込める道具。
まさにキーボードたるキーボードだった。
打ち心地
打鍵感。パンタグラフ特有の押し心地だけど、押し返してくる感じやキーの重みが絶妙に優しい。
押している感じが、確実にある。さらに、一つひとつのボタンの形状が、キーの中央に向かって丸く窪んでいて、指が自然とボタンの中央を認識できるような工夫がされている。ミスタッチが大きく減り、ストレスが少ないことを体感できます。一言で言うとめちゃくちゃ打ちやすいです。ミスタイプが少ないとストレスが減りますよ。
「キーの配列」
いわゆるフルキーボード。
キーボード部分。
その上にはファンクションキー。
右側には、HomeやEnd、独立した矢印キー
さらに右にはテンキー部分がある。
バックライトを搭載したキーボードは暗闇でもユーザーを迷わせない。
さらにWindows、Macどちらでも対応できるようキートップの印字が2つある。
ここまでユーザーに気を配ったキーボードは見たことがない。
マックユーザーにとっては、独立した「かな」「英数」キーがスペースの左右にあるのが本当にありがたい。
その2 接続の工夫 Flow(フロー)機能との相性
矢印キーの上の部分。
「1」「2」「3」と独立したボタンがあります。
これが、Craft KX1000の最大の特徴かもしれません。
このキーボードは最大3台のマシンと接続が可能で、その接続先が「1」「2」「3」。
接続方法は、ロジクール特有のUSBの受信機、それに加えてBluetooth接続がサポート
この3つは、ボタンを押すことでほぼタイムラグなくつなぎ変えることができる。
わたしは、以下の3端末に接続している。
- 母艦Macbook Pro
- iPad Pro 12.9インチ
- iPhone12 mini
体勢を変えずに、どの端末にも文字入力ができるのは、非常に便利です。
LINEなどで、ちょっとだけ長文を入れたい時などには、すっと「3」のボタンを押して打ち始めることができるのは、何気に便利です。
さらに、このキーボードと、
ロジクールのハイエンドマウスがサポートする「フロー」
という機能をもつマウスを使うと、1つのキーボード、マウスで、同時に3台のマシンを扱うことが可能となる。
端末の間を自由に行き交う感覚には正直未来を感じました。
端末間の接続に関するストレスがないのは、これほどまでに快適なんだと痛感しました。
さらに、端末間のファイルコピー、貼り付けが可能なこと(これはマウスの機能)は、革命だろう。同一ネットワークに接続している必要はあるが、端末の間のデータのスムーズな受け渡しが可能となる。これは一度利用すると他のマウス・キーボードに戻れなってしまいます。
その4 所有欲を満たす高級感
若干光沢感をのこしたつつ艶消し加工をしているような、マットなさらさら感(実際にめちゃくちゃサラサラ)で、見る人に上品な印象を与える。さらに、その筐体の堅牢さも相まって(1kg近い重さ)「あっ、これ良さそうだな」とわかる作り。キーボードなのに、どんだけだっ!と、突っ込みたくなるこだわりで作られているようだ。
その5 クラウン
ロジクールとしては、クラウンと呼ばれるこの物理的なダイヤルがウリだったらしいが、本当のことをいうと、わたしはこれを使っていない。というか、様々なレビューを見る限りこれを上手く使いこなしている人って・・・いなくね?と、正直思います。
このダイヤルは物理的に押せて回せて、触感センサーも搭載している。
デフォルトでは音量の上げ下げの機能がついているけど、
キーボードにも同じ機能あるしな・・・・
それにAdobe Premie Proなどで時間軸の移動ができたりする・・・けど
正直微妙だ。
なぜならこのキーボードがめちゃくちゃ優秀だから
ホームポジションから指が動きたくないんだ。
ダイヤルを回す時は、
一度ホームポジションから手を離し、
ダイヤルに手をかけなければならない。
だから、使う人はあまりキーボードでの操作にこだわりのない方?
に限定されるのかなと感じた。
そもそも高級キーボードを買う人たちは、
キーボード操作は得意な方だろうから、
なおのこと相性は良くないように感じた。
あると便利だが、
ないならもう少し安くなるんじゃないか?
と、いう声が後を立たなかったのか、
発売から2年が経って2019年9月に発売されたのがこちら。
クラウンがない「KX1000」、その名も「KX800」
売り出すための柱だったクラウンを搭載しないキーボード。
でも打ち心地はこのMX keys KX1000Sと全く同じ。
正直、でもありがたい!
道具にこだわる意味
下手の道具調べ
弘法筆を選ばずなど
様々な言葉があるが
結論から言うと、良い仕事をするなら「良い道具」を使ったほうがいい。
「下手くそだから道具にこだわるより自分のスキルを磨け」
という言葉もあります。
ですが、下手くそが、しょぼい道具を使ったらどうですか?
しょぼい結果に終わるだけですよね?
技術で劣るAさん
技術がスゴイBさん がいた場合、
道具選びで結果が変わることもあるわけです。
道具が違えば技術で劣るAさんのアウトプットがBさんを超えることもあり得るわけで、
現状の「腕」で、
最高のアウトプットをするためには、
良いものを使うにこしたことはないのです。
そして、それが「仕事」なら尚更です
「これ、仕事で使ったらいいかも」
「効率化になるかもしれない」
そう思えるものが、見つかったら「即ポチ」することをオススメします。
生産性が上がって、自分の時間が増えるし、ストレスが減ります。
モチベーションだって上がります。お金をかけたくないというなら、それはそれで否定しませんが結果を得たいのであれば最善策をとるべきだとわたしは思います。
いい道具を知ること。
それは良い体験をすることです。
また、人は知らないことに対して「否定的」になる生き物です。
いい道具を体験してみると、それらを肯定的に捉えるきっかけにもなります。
質の高い美術品に触れないで生きてきた人には美術品の良し悪しは測れない。
質の高い音楽に触れずに生きてきた人には、その音楽の良し悪しは測れない。
上質の体験をしていない人には、その体験の良し悪しは測れない。
むしろ否定的になってしまい、よけいに良い体験をするチャンスを自らの手で遠ざけてしまいます。
体験を通じてアンテナは高くなるし、
アンテナを高くしていないと、様々な判断は鈍る。
勘を養う意味で、様々な体験をしておくべきだって、思うわけです。
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