金持ちフリーランス貧乏サラリーマン

金持ちフリーランス貧乏サラリーマン

やまもとりゅうけんさん

国内最大級のオンラインサロン「人生逃げ切りサロン」のオーナーやまもとりゅうけんさんの著書(2020/12/2発売)を読ませていただきました。

りゅうけんさんはTwitterやYoutubeで情報発信していて、いわゆるビジネスユーチューバー代表の一角だったりします。かなり実業家気質の方ですね。わりと煽り属性のキャラが立っています。
  

この本について

内容はわかりやすく、初心者向けです。
サラリーマンとフリーランスの対比に重きを置いており、あまり掘り下げた内容は少なくサラッと読むことができます。
  
ただ、本のタイトルにある、サラリーマンのデメリットについては、エゲツない。痛いくらい心に刺さるんですけど(痛)


自分の「仕事」も周りの「人」も選べないのに敵が多く、上り詰めるのが困難な割に、非常に重たい責任を背負っているサラリーマンの給料が、長期的に下がっていること。さらに、節税できないサラリーマンは、長時間労働で狭い世間に生きざるを得ない状況で、井の中の蛙状態となり、自分が置かれている状況がおかしいことに気付けないで知らず知らずに搾取されていることを指摘しています。

対してフリーランスは、構造的に収入が向上することや節税ができること、中堅サラリーマンのスキルがあれば十分活躍できることなど、いいことづくめだと語っています。


  

謎の美徳

また、りゅうけんさんがこの資本主義の世界で、お金に目を背けて生きるのは生きづらいよね。と語っている。
  

「お金が全てじゃないだろう」
「お金を稼いでいるからって偉いのか」

  
という謎の美徳が、今なお日本を支配していて「清貧」を崇める思考がこじれて「貧しい上に、心が荒んでいる」と表現しています。
  
正直同感しかしてない。

「お金は貯金しなさい」
「お金は汚いもの」
  

とか、
日本古来の価値観や美徳が今なお社会の常識として世間に幅を利かせていて、その価値観で、お互いを縛り合うドMプレイをしている日本人が、自由奔放に活躍する海外のプレイヤーに勝てるはずがない。

  

常識がひっくり返る日はいつ?

今後、日本全体の価値観の転換は、必ずやってくるでしょうけど、早めに疑うべき古い常識を見定めて行動した方がいいと私は判断しました。
  

私も、半年後にはフリーランスになります。
正直不安はありますが、今のまま公務員を続けることのほうが、人生的にはマズいと自分の中で結論がでたから選んだ道です。

  
この本の中にあった言葉、「インプットは負債である」に従って、私も情報発信をやっちゃろう。